今日は同じ北部連盟所属2チームとの合同練習試合にお邪魔してきました。歩いていける距離の学校が会場でしたので有意義に一日を使えましたね。
結果としては男女とも1勝1敗で、課題と収穫があった良いゲームだったと思います。
男女の相手は当然違うチームですし特徴も全く違うのですが、男女とも同じ意味での「1勝1敗」であったように感じました。
即ち、負けた試合は「自分がやるぞ」という気持ちが足りなかった、勝った試合はそれをリカバーして全員が「自分のプレイ」をできたと感じました。
下級生が6年生に頼ってしまうのはよくわかりますし、エースやドリブラーに頼りたくなる気持ちもよくわかります。
しかし今日のように6年生がお休みであったり、頼れるプレイヤーが怪我で途中退場してしまうことだってあります。
そうなってしまったらその時点で負けが決まってしまうのかというと、絶対にそんなことはないはずです。
チーム競技なのですから、そんな時こそカバーし合ってチームで勝つことだってできるはずです。
そのためにはひとりひとりが、「自分がやるぞ」「できることを全力でやるぞ」と普段からやっておく必要があります。
その時になってやろうとしても身体は動いてくれないと思います。普段から、練習のときから、全員が自分のプレイに一生懸命なチームになれるといいですね。
試合総括は以上ですが、勝った試合から本日のPick up playerを男女3名ずつご紹介したいと思います。
言わずもがな、この6名は勝負所で「自分がやるぞ」を一番出してくれたプレイヤーでした。
【男子】
#4
キャプテンとして今日は2試合ともチームを引っ張るはたらきをしてくれた。特に1on1のOFでは止められる選手がおらず、ドリブルスキルの高さを見せてくれた。
強気なアタックでバスカンを取り、ミドルシュートのセレクションもよかった。次のステップとして「視野」と「フィニッシュのバリエーション」をさらに磨いてほしい。
#7
飛び込みでのリバウンド奪取、プレッシャーDFからのスティールもあり、ボールへの執着心が素晴らしかった。カバーDFの動きも早かった。
OFでは単にシュートを打つだけではなく、リバウンドからパワードリブルでアタックしたり、難しいときはパスを選択するなど判断もよかった。
#14
勝った試合でのルーズボールの飛び込みは素晴らしかった。もともとドリブルスキルは高いものの、上級生相手のボール取り合いでは腕力で負けてしまうことがあった。
今日は持ち前の1on1得点力に加え、体でルーズボールを奪いにいったため、DFでもチームに勢いをつけてくれた。
【女子】
#5
チームの得点源であることは間違いないが、敗戦した1試合目では、終盤に自分自身での勝負の回数が少なかった。
しかし2試合目では見事リカバーし、チームのほぼ半分となる20得点とスコアリーダーを張ってくれた。同点残り1分の場面での決勝点は強い気持ちで勝負してくれたからこそ。
#6
点数自体は1試合目の方が多かったが、勝利した2試合目の方が勝負所での力強いプレイが目立った。ミドル/ロングシュートが彼女の武器ではあるが、勝負所ではリングにアタックしてほしい。
監督から喝が入った2試合目中盤からはアタックが増え、試合終盤の連続得点につながった。次のステップとして外のシュート/アタックのセレクションをさらに磨いてほしい。
#11
サイズの差がかなりある上級生相手に素晴らしいDFを見せてくれた。一歩の歩幅の差で置いていかれそうになるものの、全力でボールを追いかけ、スティール/パスカットを多く見せてくれた。
ルーズボールを奪取したときも冷静にパスの判断ができており、奪ったあとのターンオーバーもほとんどなかった。
以上、特に素晴らしいプレイを見せてくれた6名のハイライトでした。6名に共通していたのはやはり「自分がやるぞ」という気持ちだと思います。
女子#11はタイムアウト中に「DFできてるぞ。がんばれ残り1分半だぞ」と声をかけたのですが、ゼーゼーと息が上がっており頷くことしかできない状態でした。
それほどまでに自分のプレイに集中して全力で走っているんだなと、コーチ目線ではとても嬉しかった一幕でした。
【おまけのお小言】
(男女お互いの応援は素晴らしい)
(でも足をぷらぷらするのはダメですよ)
年内の試合はクリスマスカップを残すのみとなりました。今日学んだことを活かして、クリスマスカップは男女優勝で年内を締めくくりたいですね。
男女とも、今日もお疲れ様でした。