三年生以下のカップ戦であるケロヨンカップに参加しました。三年生以下がメインで対外試合をすることは少ないため、それぞれが主役になって練習してきたことを発揮してほしいです。
今回、参加メンバーには以下のテーマを伝えました。意義のある時間にしてほしいですね。
・バスケを楽しむこと
・次の練習や試合に向けて目標を見つけること
最後に三年生に向けて総括を記載したいと思います。
一試合目は、実力が近しいチームとの対戦でした。前半までは一進一退で互角でしたが、3Qで相手を0点に抑えて逆転、4Qで三年生全員でOF/DFを頑張って得点を重ね、接戦を勝利することができました。最初は対外試合の緊張があったり、特に三年生は自分がやらないといけないという義務感にも似た気負い・プレッシャーがありましたが、試合が進むにつれて失敗を恐れずにやれることをやろうというチャレンジになっていったことが良い結果に繋がったと思います。
応援する声は上級生に負けないくらい大きかったです!素晴らしい!
相手の#28は小さいけど、ドリブルがうまかったですね。正直、誰も彼を止めれませんでした。大会終了時に本人と会話したら二年生でした。君たちの代で再戦するときに、今後強敵として現れることになると思うので、彼を止めれるDF力、彼に負けないドリブル力を身に着けたいですね。
二年生以下トピック:
#11はルーズボールやボールへの執着心が表に出ていました。ぜひ継続してほしいですし、DF力をレベルアップさせることで奪える機会が確実に増えると思います。
#15はボールに積極的に関わり、ドリブル突破のチャレンジが良かったです。左ドリブルやチェンジ系も強化して実戦で使ってレベルアップさせましょう。
試合後のランチタイム。二戦目に向けてしっかり力を蓄えよう。
二戦目の相手は、タイトなDFからパスアウトによる速攻のチームであり、とても良く走るチームです。正直言って格上でしたが、タイトなDFに対して逃げないこと、OF/DFの切り替えと集中力、走り続けることがどれだけできるかが試されます。
結果的には、3Qまで0得点という大敗を喫しました。タイトなDFに潰されシュートまで行けなかったり、攻守の切り替えが遅れ何度も速攻されたり、ルーズボールを奪われたり、と相手が一枚も二枚も上手(うわて)でしたね。
それでも、谷本の選手は一生懸命走り、DFは抜かれても追いかけ、点を取るためにドリブルでアタックしましたね。それが大事です!
ドリブルで抜いた場面、DFで苦しめた場面、速攻を止めた場面もありました。
これからも自分たちよりも強いチームと戦うことはたくさんあり、ボロ負けすることもあるでしょう。でも、そんなときこそ諦めずに頑張れるか、チャレンジできるかが次の成長に繋がります。
二年生以下トピック:
厳しいDFにあいながらも#14は力強いピボットを見せてくれました。しっかり下半身を踏ん張り、コンタクトに対しても体幹を崩さずに力強くボールや足を動かしてキープし、仲間にボールを繋いでいました。
ピボットは地味なスキルと思われるかもしれませんが、ボールを取られずに仲間に繋げるだけのスキルではなく、攻め(フェイク)やDFとの空間作りにも使える重要なスキルなので、もっともっとレベルアップさせましょう!
#13は、二年生以下では一番気持ちが強かったと感じました。特に印象深いのは、ボールを持っていないときに何とかマークマンを振り切ってボールをもらおう・仲間を助けようとする動き、DFで足を使って頑張ってコースに入るだけでなくボールを奪おうとする気迫がありました。両方ともスコアシートには表れないプレーですが、その気迫と実践力はチーム全体の士気を上げ勢いを与えてくれます。
今大会もたくさんの保護者の方々に応援していただきました。お子さんの成長を少しでも感じていただけたなら幸いです。子どもたちにとっても応援が力になったと思います。
また、引率やご協力いただいた保護者の方々、ありがとうございました。三年生以下なのでどうしてもサポートが必要なため、感謝いたします。
【全体総括】
冒頭に記載しましたが、今回のテーマである
・バスケを楽しむこと
・次の練習や試合に向けて目標を見つけること
についてはどうだったでしょうか?
2点目はゆっくり考えてもらうこととして、1点目については一試合後は勝ったこともあり「楽しかった」という感想が多かったですが、敗戦後の最後のミーティングでは「疲れた」「思い通りにできなかった」という感想がありました。
でも、これは悪い感想ではないと思います。
「疲れた」・・・疲れると言い切れるほどいっぱい走ってチャレンジしてましたね。
「思い通りにできなかった」・・・思い描いた自分のプレーがある、もっと自分はできる、という向上心があり、それが伸び代です。
上手くなるための基本的な気持ちは「バスケが好き・楽しい・面白い」がスタートだと思っています。それをベースに、向上心・競争心・チャレンジ精神などが積み上げられていくと思っています。ベースの気持ちは忘れないようにしましょう!
今回の大会では、「接戦を勝ち切る嬉しさ」と「上には上がいる/諦めずにチャレンジし続ける」ことを体感することができた貴重な大会でした。まだ三年生なので足りない点は多々あって当然ですし、他のチームと比較しても仕方ないと考えています。それを踏まえて、谷本の三年生以下には以下のレベルアップは必要だと思います。
・1on1で簡単に負けないDF力
・相手に取られない、相手を抜くドリブル力
・攻守の切り替えの判断とマークマンのピックアップの早さ(集中力)
一朝一夕ではレベルアップできないものですが、この試合の経験を活かして、次は春のヤングカップで成長した姿を見せてほしいと思います。期待しています!
【個別総括】
#4:
#6と分担はしましたが、初めてキャプテンの役割をやってもらいましたが、挨拶や応援を頑張っていました。試合では、ドリブルやボール出しなどを失敗しても何とかしようと頑張っていました。敵の目の前ではなく自分の横でドリブルをつく、ドリブルしていない手でガードする、落ち着いて仲間が取りやすいパスの正確性を上げていきましょう。
#5:
最初はボールを持ったら誰かにパス、が多かったですが、徐々に自分でもドリブルしていました。また、リバウンドやゴール近くでのシュートが何度かありました。ドリブルは今後も練習するとして、リバウンドやゴール近くのシュートでも活躍できるように練習していきましょう。
#6:
チームの中心としてみんなを引っ張ってくれました。最近は力強いドリブルとドリブルシュートの精度が良くなったと思います。OFに関しては、相手を抜くことをイメージしたチェンジ系ドリブルとミドルシュートの強化がキーになると思います。DFに関しては、横の振りに弱いので「判断してからの一歩目の素早い動き出し」を意識してサイドステップの練習に臨みましょう。
#7:
体調不良で二試合目のみの参加になってしまったのは残念でしたね。しかし、タイトなDFをされた中でも、しっかりと落ち着いてボールを運んでいたと思います。また、フロントチェンジで相手を揺さぶれていました。抜けるチャンスは何回もあったと思います。次は横の振りだけではなく、コンタクトを恐れずに縦に切り込む『抜くドリブル』に進化させましょう。
#8:
東コーチが何度も伝えていますが、スピードのあるドリブルシュートは武器だと思っています。一試合目では、それによる得点もありました。ドリブル力を向上させることは大事ですが、一番必要なのは自信と勇気です。今回の得点はがんばった成功例です。自分はできると自分を信じて、相手や失敗を恐れずに勇気を出して切り込みましょう。
#9:
練習でもキツいDFフットワークを頑張ってるため、1on1のDFは十分通用していたと思います。それだけではなく、ドリブルでも自分から攻めていました。ドリブルからシュートまでいけ、得点もできるようにしたいですね。DFを頑張ってボールを奪う→ドリブルで速攻→レイアップを決める、といった一連のかっこいいプレーをイメージして練習すると成長速度が上がります。
#10:
三年生男子の中ではまだ経験が短いですが、自分ができることをするために走り回ってましたね。特にDFになったときや速攻を受けそうなときに、超ダッシュで戻って、かつコースに入って止めたり時間を稼いだりしていたことは驚きました。練習や紅白戦で小さな目標を設定して一つ一つクリアしながら、かつバスケットを知っていけば、メキメキ上達できると思います。