六年生最後の公式戦である卒業生大会が始まりました。まずは女子チームの試合です。これまでの努力の成果を目一杯出してほしいと思います。

本試合を迎えるにあたり、先日の練習試合の反省も踏まえ、『試合に挑む上で大切なこと』を自分たちで話し合い、共有しました。気持ちの面、オフェンスの面、ディフェンスの面とみんなしっかりとチームの方向性を理解していました。
あとは、それを試合開始1秒からエンジン全開で出せるか!?ですね。
気温は低く、体育館も滑りやすい状況ではありましたが、それは相手も同じ。
試合開始と同時に#4を中心に、積極的なDFからしかけて行きました。足でついていくDF、相手選手やボールに対するプレッシャー、ルーズボールと『谷本女子チームらしさ』を出した好スタートが切れたと思います。1on1では、足でついていったり諦めずについていくDFを続けていました。それでもスピードのある選手に抜かれることはありますが、ボールマンを注視することを忘れずにカバーに素早く入れていました。やはりDFの構え、指差しをすることで、一歩目の動き出しの瞬発力が上がります。




ルーズボールに関しては、五年生以下も含めて、DFやを頑張ってボールが取れそうだったり、ファンブルしたボールに食らいついたり、ボールに対する集中力も全員が持てていたと思います。
これまでの六年生の頑張りと、その姿勢を見てきた五年生以下にも引き継がれていることが表れていますね。



前半リードで折り返し、六年生中心で後半戦に挑みました。
相手も上級生が増えるため一筋縄ではいきませんが、六年生が自身の武器を発揮しながら、OF/DFともに頑張れていたと思います。
後半も各クオーターでリードを許すことなく試合終了のブザーを迎え、見事に勝利することができました❗
初戦突破おめでとう🎉
#4はチームの中心となって、ゲームメイクやボール運びだけはもちろん、シュートセレクションにおける自身の攻めパターンからのチョイスと”超”強気のプレー、積極的だがファウルをしないDFで、チームを引っ張り続けました。


#5はエースとして、決して逃げたり弱気になることなく貪欲に攻めてくれました。コンタクトが多いペイントエリア付近で、シュートにリバウンドにスクリーンに体を張って得点を上げました。3人くらいに囲まれてもシュートを決めきる力強いプレーは、チームに勢いを与えてくれました。


#6は#4や#8と連携したボール運び、緩急のあるドライブ、ミドル/ロングと多彩な武器で、ここぞというときにリングを射抜いていました。#5の存在感が大きくなるほどDFの意識やポジションがペイントエリアに集まりやすくなる中で、外から射抜かれるのは相手はとても嫌でしょうね。


#7はチーム一のスピードあるドライブとミドルシュートを発揮しました。周りの状況を確認して、一気にドライブしたときのスピードは簡単には止められません。また、カバーDFの動き出しが早く、一線のDFが思い切りプレッシャーにいけるのも、カバーDFのおかげです。


もちろん五年生以下も頑張りました。
自分にできること、やるべきこと、六年生を見てきて受け継いだものがプレーとして出ていると思います。また、プレーだけでなく、ベンチでの応援のコールも大きく、まさにチーム一丸となって戦っていました。







ただ、課題もあったと思います。
個々人の課題はそれぞれ感じた部分はあるとして、一つ上げるとするならば、やはりファウルが多かったですね。公式戦なので厳しい部分はあったかもしれませんが、どうしても足でついていけずに手が出てしまう場面があり、前半だけで11個ありました(五・六年生のみ)。最終的に4ファウルになった選手も2名いたので、『積極的にプレッシャーDFをかけるが、何をしたらファウルなのか』を考え、気付かなければいけません。試合の流れの中で難しいことではありますが、ただ『ファウルを吹かれてしまった』で終わらせないようにしましょう。
次の相手は勝ち上がってきたチームなので、当然ながら更に強敵です。しかし、君たちも強いです。もう分かっていると思いますが、試合開始のティップオフから試合終了のブザーが鳴るまで、エンジン全開で強い気持ちを持って挑めるかがカギです。
以前も言いましたが、君たちは挑戦者(チャレンジャー)です。出し惜しみする余裕はないので、100%以上の持てる力を出し切りましょう!
最後に応援に来てくださった保護者の皆様、OB/OGのご家庭、応援ありがとうございました。一声、一拍手が選手の力になり背中を押してくれています。また、応援よろしくお願いいたします。
