’25横浜北部リーグ戦(vol.01)

5/3-4に横浜市北部のリーグ戦に参加しました。全6戦(前後)の試合で、一日二戦だったり、連戦だったりすることもあります。
先日の春季大会の敗退から期間は空いていないですが、ポジティブ/ネガティブに関わらず、何かしら新しい発見をしてほしいと思います。

5/3に男子が二戦実施しました。
この日の1Qは六年生中心でした。

六年生はここ数試合で速攻を意識した縦パスやスペース作りのためのパス展開ができるようになってきました。また六年生という心身ともに成長著しい時期のため、パスかドリブルか判断する力やパスを飛ばす筋力が少しずつ備わってきたことにより、パッシングのボール運びを軸とした「速くておもしろいバスケット」のベースが定着してきたように思えます。

一方、2Qは五年生中心でした。

もともと五年生は1on1を中心にスキルがある方だと思っています。チームスタイルも理解はできていますが、強いパスや長いパスを出す筋力、コートを広くもしくは深く奥を見る視野、判断力については焦らずに体の成長と経験を積むことが大事だと思います。また、オフボールのときに如何に動いてパスをもらいやすくするか、パスを出させやすくするかが重要だと思います。六年生と一緒に出るときはもらう側になることが多いでしょうし、同級生以下で出る場合はパスが届く範囲を理解して繋ぐことが大切になると思います。
自分の1on1スキルが活きる範囲でボールを受け取ったら、あとは全力の1on1をぶつけてほしいです。

1Qと2Qで学年の差はあれど、全体的にパスを出す意識、もらいにいく意識が高まってきていることは事実だと思います。
速攻のために複数人が走るため、シューターがシュートを落としてもリバウンドに参加してオフェンスリバウンドを取ってセカンドチャンスを得られるという副産物も得ています。サボらずに走るとこんな良いこともあるわけなんですよ!
DFについては、コンタクトを恐れず足でついていくようにしていますが、どうしても距離が空きプレッシャーが甘くなることがあり、そういうときはスピードに乗ったドライブを食らってしまいました。カバーDFは大切ですが、まずは1on1のDFです。

ぼやき:Good Defense!!オフェンスチャージを取ってほしかった

この試合ではルーズボール奪取で良いプレーがありました。そのうちの一部ですが動画の切り抜きました。このようなプレーは、チャンスメイクだけではなく、チームの勢いやモチベーションを爆上げしてくれます!

キャプテンがスライディングしながら奪い取る
#6が敵を追い越して奪取&仲間に繋ぐ
#14がボールを取り合う敵を投げる、会場がどよめく

今回の試合は一勝一敗という結果で、男子は対外試合初勝利ですね🎉おめでとう!!

ただ、最後に耳が痛いことを2点。。。
1点目はレイアップ/ゴール下シュートについてです。『シュートは水物』という言葉を聞いたことはあると思います。ミドル/ロングのような距離があるシュートやフローターやクラッチのような特殊なシュートには当てはまりますが、レイアップ/ゴール下シュートはほぼ0距離のため当てはまらないと考えます。もちろんDFのプレッシャーや疲れがあるので100%じゃないといけないとは言いませんが、それにしても外しすぎましたよね?(フリーも外してたし)
嫌味や皮肉になりますが、これがレイアップ/ゴール下シュートといった『超基本的なシュート』に対する実力であり、悪い意味での普段のシューティングやシュート関連練習の成果です。「そんな簡単なシュートはもうできるし」、「それよりもロングシュートやフローターの方が楽しい」などの油断・慢心はありませんか?

2点目は速くておもしろいバスケット」についてです。目指している「速くておもしろいバスケット」に対して、試合途中では、集中力も切れ「慌ててつまらないバスケット」にもなってしまう場面が見受けられました。「速くパスを出す」と「早くパスを出す」は違いますね。前者は適切な判断のもとで素早く出すクイックパス等ですが、後者はタイミング的に早いだけで適切な判断に基づいていないかもしれません。OF/DFともに基礎的な技術の確実性を高めながらも、スピーディなバスケットを求めていきたいです。

GWということもあり、女子の参加者は9名というなかなか厳しい状況でしたが、ご家庭や習い事の都合があるため致し方なし。参加したメンバーで頑張りました。

9名なので当然ながら全員出場。9名参加で申請済みのため、3Q連続出場じゃなければルール上はOK。一人ひとりのプレー時間が長いため、疲れてきたときにどれだけ奮起できるか、諦めてしまうのか、大きな試練です。

六年生2名、五年生2名(うち1名は対外試合の経験がまだ少ない)がメインでチームを引っ張っていかないといけません。パスを繋ごうにももらうための動きが不十分でパスを出せなかったり(声は出しておりもらう気持ちはある)、お互いのパス&キャッチスキルが不十分だったりすることもあり、パスよりもドリブル1on1で運ばざるを得ない状況が多く、体力・精神力の消耗も激しかったと思います。下級生にとっても、助けたい、ボールをもらいたい、ボールを持ったから上級生に繋ぎたいという気持ちは伺えますが、ピボットやパスアウト、一旦ドリブルで距離を取る、などができずもどかしかったと思います。
そんな中、やはりキャプテンと#8は中心となって頑張りましたね。

#4
ボール運び、ドライブやミドル/ロングなどチャレンジ(無謀ではない)を含めた様々なやり方でのシュートを狙う、#5や#8との連携、相手のキーマンに対するDFなど、チームを引っ張るキャプテンとして先頭に立って頑張りました。絶えず声掛け・応援もしていました。
今後も『自分が何とかしないといけない』という場面はあると思います。そのためにもロング/ユーロステップ/フローターなど高身長の相手にも通用するシュートの精度向上、連携プレーでは自分がフィニッシャーになるパターンもできるようにする、PGとしてのゲームメイク(女子は対外試合経験が少ない選手もいるので、以下にシンプルに分かりやすく指示できるか)などが重要になってきます。どれも一朝一夕では身につきませんが、チャレンジ精神があり地道な反復練習もできると思ってますので焦らずに着実にレベルアップしていきましょう。

#8
これまでボール運びを単独で実施する機会は少なかったと思いますが、慌てずにしっかりフロントコートまで運んでいましたね。スピードで抜き去るというより、ズレを作ってその隙をついて進めていたと思います。ただ、横方向のドリブルが多かったり、相手の前でフロントチェンジをおこないカットされる場面がありましたが、これは次の課題としてはっきりしたことは意味があることだと考えます。
また、ロングシュートについては得点こそなかったものの、以前のように早打ちや力任せのシュートはなく、DFとの距離を認識した上でのアーチがかかったシュートでした。シュート精度は練習で上げていきましょう。

先に記載した通りプレー時間が長かったため、全員が良かった点や改善しないといけない点が見えたのではないでしょうか。
一部を簡単に抜粋すると、#5はドライブは良くなりましたがシュートフォームを固める必要あり、#11は自分の役割とできることを意識できていましたがDF力の強化が必要、#12はリバウンドやゴール下シュートができるようになりましたがピボットが甘かったです。

新チームで各自の学年が上がったので、これまでよりやるべきことの要求が上がること、スキルだけではなく意識も1ステージ上げないといけないことが、コーチからの指導にもあり目の当たりにしたのではないでしょうか。練習や紅白戦ではできていたことも、対外試合では会場の雰囲気や相手の圧もあり、できなかったと感じていることでしょう(感じていてほしい)。
でも、この日はたくさんプレーしたので貴重な経験を積んだことを忘れないでください。試合の動画も見返して、どうすればキャプテンを助けられたんだろう?こうすればボールを取れたかな?あそこでの動きは良かったな、などポジティブシンキングで考えてみてください。分からないことや迷うことはコーチやキャプテンに相談してみましょう。

今回は男女ともにB戦がありました。(女子はA戦も出ているので大変だったでしょうが)
6月には四年生以下のカップ戦であるヤングカップがあり、それに出る選手も多かったです。まだまだ下を見てドリブルをしている、敵が多い方に突っ込む、マークマンを見失う/簡単に抜かれる、など課題があるのは当たり前です。
練習ではできてたのに試合では上手くできなかった、焦って変なパスやシュートをしてしまった、など違和感を感じ取り、疑問を持ってください。その疑問が自分の練習すべき課題となり、その課題が自分が身につけるべきスキルであり、そのスキルが自分とチームを成長させる一歩になります。

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