♪Orangestar(feat. 夏背&ルワン):Surges(YouTube)
秋のヤングカップがやってきました。四年生にとっては、自分たちが最上級生&主役の試合であり、男女混合でチームを組む最後の対外試合になります。
春のヤングカップは一勝一敗で優勝を逃したこともあり、この日のために練習してきたりミーティングを重ねて、準備してきましたね。保護者の皆様にも様々なご協力を賜りました。あとは全力を尽くすだけです!
一試合目
本大会一試合目が谷本の初戦になります。対戦経験はないチームで、アップを見てると一部上手な選手もいるのは分かっていましたね。注意した方が良い選手のことは伝えましたが、対戦相手情報はあくまでもオプション、自分たちがやらないといけないこと、ミスを恐れずに全力を出すことが最も大事です。










やはり相手チームの上手な選手の活躍があり、12点のビハインドをつけられ前半が終わりました。後半に入っても、その選手を中心とした攻めに耐えながら一時は数点差まで縮め、手が届く点差まで行きましたが、最終的に更に離されて残念ながら敗退を喫しました。
一試合後のミーティング
試合後にコーチと選手でミーティングをしました。
負けたこと自体は、体格・スキル成熟度・運動神経など、現時点ではどうしようもないこともあるし、四年生なのでミスも多々あって当然のため、敗退という結果は一つの経験と考えます。
しかし、内容がとても問題アリでした。
・ルーズボールやDFで、ボールに対する執着がない
・抜かれても全員DF(なんちゃってカバーDF)しないといけないのにボールマンを見ていないため全て遅れている
・ミスしたことをずっと引きずっていて行動も気持ちも切り替えられていない
・ドリブルもシュートもパスも逃げのプレーが多い
・特定の選手にボールを渡し逃げている(託す/任せる/信頼ではなく、責任転嫁/逃避)
東コーチは四年間、ヤングカップに一緒に参加させてもらってますが、正直一番キツく言ったと思います。選手たちがこの試合に対して、気合いが入っていたことも知っているし、優勝したいと願っていたことも知っています。しかし、あまりにも『気持ち』と『行動』に差があり、チームのテーマの一つだった「諦めない」以前に、ボールに対する執着や集中力が足りませんでした。気持ちが入りすぎて緊張したり前日に寝付きが悪かったこともあったでしょうが、『勝利への執念』=『ボールへの執念』だと考えており、そこが圧倒的に足りなかったことが敗因だったと思います。
他のコーチからも、DFやルーズボールへの指摘がありましたので、その指摘を胸に二戦目に挑戦です。

二試合目
二戦目は気持ちも切り替えて挑みます。心なしか気持ちも顔つきも引き締まり、集中してコートに入れたように見えました。


前述の通り、四年生でスキル・経験が不十分なところはあるのでミスはあります。また、入部時期の違いによる差もあります。だからこその全員DFですが、見事に実践してくれたと思います。
まずは自分のマークマンに対する責任、ボールマンへの意識、全員DF(カバーDF)への動き出しが良く、相手に苦しいシュートをさせたりミスをさせたりしました。





DFを頑張ると相手がシュートを外したりミスをしたりしますね。そういったときにルーズボールが生まれます。このときにボールを離さない、自分たちのものにするという気迫あるプレーが出ると、攻撃チャンスに繋がるし、チームとしての雰囲気も上がります!全員がボールに飛び込み、『ボールへの執念』を見せてくれました。




DFを頑張り、ルーズボールを自分たちのものにすれば、一気に攻撃のチャンスになります。このような勝利への強い意志とポジティブな気持ちがあるときは、集中力が高いので視野が広がったり、慌てずに周囲を認識できていたり、走り出しが早かったりと良い連鎖が生まれます。各自が一生懸命走り、ボールを前に繋ごうと速攻を何度か出せていました。(ここまでやるとは思わなかったため驚きました)



ここまで来ると、OFで何かミスをしたり、バイオレーションやファウルになってしまっても、DFで取り返す、取り返せる、という空気が出来上がっているので、声掛けもプレーもポジティブで下を向いている選手はいませんでした。
当然、相手も勝つために一生懸命プレーしているので、自分たちがやるべきことをやったからといって楽に勝てるわけではありません。背の高い選手、スピードある選手に苦しめられられるも前半は1点のビハインドと粘り、後半で見事に逆転して勝利を得ました。
誰か一人の力ではなく、チームとして全員で掴み取った勝利でした。
ヤングカップを終えて
戦績は一勝一敗であり、残念ながら目標にしていた優勝を手にすることはできませんでした。しかし、この学年の選手たちの可能性を大いに感じることができるプレーがあった大会だと思いました。
三年生のときの「北部キッズ交歓会」、「ケロヨンカップ」、四年生のときの「ヤングカップ(春)」、「ヤングカップ(秋)」をそれぞれ約半年ごとのスパンで経験しましたが、一つの大会を超えるたびに新たな武器を発揮する選手、持ち味のスキルをレベルアップさせて覚醒する選手、選手間連携でチームとしての動きを見せてくれたりと、確実に成長していることが感じられました。その成長を年明けの新人戦でいかんなく発揮し、五年生のオマケではなく主力として活躍してくれることを願っています。
ヤングカップ(秋)が終わってから、五年生の年明けの新人戦までの約一年四ヶ月は自分たちの代がメインで闘う大会はありません。この期間は試合に出れる機会も少ないかもしれません。そんな中で「仕方ない」で済ませるのか、「自分がメインになる」、「自分の武器や苦手なことを鍛える」という気持ちで練習するかで、自分たちの代になったときに大きな差が生まれます。
君たちの成長と活躍に期待しています。

今回の会場はとても遠かったです。。。なのに、女子の上級生が応援に来てくれました。絶対に後輩の力になったと思います。TOも手伝ってくれて助かりました。ありがとう!🙇♂️

保護者の皆様も遠い会場でしたが引率や応援に駆けつけていただきありがとうございました。また、打上への参加もありがとうございました。最後の挨拶のときに見せてくれた、勝利とやりきった感の子供の笑顔は輝いていましたね✨

個別コメント
男子#13
強気のプレーをしてくれたときは、チームに勢いがつくことを証明してくれました。得点だけではなく、リバウンド、DF、パスを多岐に渡って活躍してくれたので、今後はそれらのスキルをレベルアップさせると共に、その攻め気をベースに成長してください。


男子#14
指示内容は聞こえなかったけど、ゲームメイクしようと声出しやジェスチャーもあり、PGとして一つ上のレベルに挑戦してくれました。強く精度のあるパスやロングシュートなど更なるスキルを身につけると、プレーもゲームメイクの幅も広がると思います。


男子#15
期待していたDF力をいかんなく発揮し、自分のマークマンだけではなくカバーDFで仲間のフォローもできていました。DFを頑張れる選手はコーチからの信頼も高いです。DFで試合の主導権を取ったり、そろそろOFチャージも取っちゃいそうですね。OFも自分の武器・得意技を確立させたいです。


男子#16
ドライブの武器は健在で、得点も決めましたね。もっと鋭く切り込む、ミドルシュートも織り交ぜる、そこからパスでアシストを演出するなど、その武器はもっと成長させられます。失敗を恐れず、(過度に)気にせずに、武器もメンタルも強くしていきましょう。


男子#17
期待通りOF/DFともに誰よりも走ってくれました。普段の愚直な努力がプレーに現れ、ドリブルやシュートでも得点につながりそうなプレーもあり、DFではしつこく責任持って守ってくれました。スピードとスキルを成長させるためにも、小さな目標を立てて確実にクリアしてレベルアップしていきましょう。


女子#12
攻守の切り替えが素早くできているときは、走り出しもカバーDFもとても良い動きが見られました。もともと持っている力なのでいかに発揮できるかですね。シュートも遠くから打てるので、ロングシュートを練習して成功率を上げ、武器として磨き上げましょう。


女子#13
男子#13だけではなく、もう一人のスコアラーとして活躍してくれました。ドライブ、ミドル、ロングとできることは多いので、パスや指示にもチャレンジしてみましょう。試合開始直後から『ジコチュー』な強気なプレーで引っ張る姿に期待しています。


女子#15
OF/DFともに分かりやすい成長を見せてくれまいた。OFではきれいなドライブで得点し、DFでも決して諦めずについて行ったり、カバーDFをしたり、自分ができることをミスを恐れずに実践してくれました。いろんな選手のプレーを見たり真似して自分の武器の発見や得手不得手を見つけましょう。


女子#16
対外試合2回目でしたが、自分の役割であるリバウンドやルーズボールを頑張ってくれました。ゴール下のシュートも決めて得点もしましたね。この調子でどんどん試合に出てバスケットの理解と経験を積み、自分ができること、できるようになりたいことを発見していきましょう。


女子#17
まだ入部間もない上に初の対外試合でしたね。初めての試合では、パニックになって動けない、ボールに触る機会もないことが多いですが、ドリブルもパスもしたことにはとても驚かされました。気持ちが強い証拠です。初試合のドキドキも楽しさも忘れずに、まずは基礎スキルを身につけていきましょう。


