1/20(土)に鴨志田緑小学校にお邪魔して3チームで練習試合を実施しました。集まった3チームは来年の代、つまり現六年生がいない五年生以下の選手による練習試合です。新人戦も近いため、自分にできることを出し切ると共に、互いに良い刺激を与え合えるといいですね。
まず、選手の皆さんも保護者の皆さんも試合の意味を再認識しておきましょう。
公式戦:練習の成果を発表する場です。👉『発表会』。
練習試合やカップ戦:練習の成果を試す場です。👉『確認』
卒業生大会や新人戦といった『発表会』に向けて、練習してきたことをこの練習試合で『確認』しましょう。
一試合目は以前に五年生以下同士で対戦したことがある相手です。当時は30点差近くつけて勝利しました。
しかし・・・今回は前半から接戦でした、それはなぜか?
谷本は前半にオールコートDFから選手の判断が必要なダブルチームを「試す」ことにしました。オールコートDFはハーフコートDFと違い、広いスペースを少ない人数で守らなければなりません。しかも、選手が判断してダブルチームを仕掛けるという五年生には少しレベルの高いプレーであり、タイミングがずれてしまうと一気に攻め込まれます。
それもあり、前半は点差がつかない試合展開となりました。
後半はハーフコートDFに戻し、得意のヘルドボールの取り合いからマイボールにする回数が増え、得点に結びつきました。
結果、8点差の試合となりました。
二試合目は最初からハーフコートDFで通し、30点差以上をつけて勝利しました。
この二試合を通してわかったことは、「自分たちの武器を増やす必要がある」ということです。
近日ある卒業生大会を終えれば新人戦が始まります。谷本は、六年生がいない状況でこれまで戦い続け、試合経験は十分にあります。更に武器を増やすことで、苦しい試合も勝利に繋がる道ができるはずです。
試合をこなすごとに全員成長していることが見て取れますね。DFやドライブ、状況判断のレベルが上ってきていると思います。#7はミドルシュートだけではなく、ドライブも鋭くなってきました。
元々ボールに対する執着心は全員強いですが、この試合で#10のリバウンドが目を引きました(普段はドリブル関連に目が行きがち)。身長は決して高くないですが、飛び込んで最高点でキャッチする素晴らしいリバウンドを、気が付けば結構な回数取っていました。
#9はリバウンドが強く高くなってきましたし、取った後のシュートの力みが小さくなったと思います。
また、今回の試合では、フリースローが高確率で入っていました。フリースローは1点ですが、勢いを引き寄せる種火になったり、相手に心理的プレッシャーをかけることができます。普段の練習でどれだけ気持ちを作ったり試合をイメージして打ったかが表れますね。
一試合目と二試合目の間にチビチビ試合を行いました。3チームの三年生以下をミックスして試合をしていましたが、頑張りつつも楽しそうでした。ボールを触る機会も増え、シュートも決めていました。
この練習試合でのコーチが選ぶMVPは、三年生の2名です。
今回の二人は周りを驚かせるプレーをしてくれました。得点能力が抜群に突出してるわけでもドリブルスキルが高いわけでもありませんが、自分の持っている力を最大限に発揮したプレーをしてくれました。
スピードはないが、どちらの手でもドリブルをして直線的にDFを突破した#11、背は低いがスピードがあり積極的にシュートを放った#12。プレースタイルは違いますがお互いが良きライバルとなり、上級生とともにレベルアップしてほしい選手たちです。