バスケットボールは高い位置にあるリングにボールを入れるスポーツであり、一般的には背の高さが有利とされています。したがって、背の高い選手が複数いるチームが勝ちあがると思われています。それならば、背の低いチームは試合で勝てないのでしょうか。
男子の港南カップは、2戦とも谷本より背の高いチームでした。
1戦目は、背がかなり高い選手が数人しましたが、力の差があったことと上級生が頑張り点差が開いたので、下級生も試合に出ることができました。
続いて2戦目も背の高い選手がおり、特にクオーターによっては、コートに立っている相手選手のほとんどが谷本の身長を上回るなど、谷本にとっては圧倒的不利な状況とも思われます。
しかし、谷本の持ち味は「平面バスケット」。相手が高いからこそ、相手より走り回り、DFプレッシャーをかけボールを奪うスタイルで勝負します。3Q終了時点で1点差の好ゲームが展開され、「速くておもしろいバスケット」が表現できていました。特に5年生の選手が前半のDFで相手の攻撃の芽をつぶし、チャンスを広げたことは練習と努力の成果だと感じています。
4Qでは上からねじ伏せられるシーンが多くなり、結果は負けてしまいました。しかしながら、コートを走り回る平面バスケと、勇気あるDFが見られたことは最大の収穫です。両コーチは今回の試合を見て、負けても「Good GAME!」と褒めてあげたい気持ちになりました。
今後は自分たちのスタイルをさらに向上させながらも、相手の得意なプレーをさせない技術や考え方を身につけましょう。今回においては、背の高いチームに高さの強みを出させないためにも、スクリーンアウトを全員が徹底して、オフェンスリバウンドを阻止できるとよかったですね。
次の試合も谷本スタイルが発揮されることを期待しています!