1年で一番重要な大会、県大会横浜市北部地区予選に参加しました。今年は同日の男女別会場でしたのが、両チームとも予選リーグ突破を目指し2試合に挑みます。男子の相手は、春季大会優勝校と競るレベルのチーム、また先週の練習試合で敗戦したチームです。この1週間しっかりと対策を練りましたし、子どもたちは一生懸命練習してきました。レベルの高い相手ではありますが、自分の力の全力を出し切って勝利を目指します。
1戦目の相手はさすがのレベルで、完敗と言わざるを得ませんでした。
体格の差があり、さらに個人のDFのプレッシャー、チームDF、また速攻のスピード、パス展開など、上位チームの貫禄がありました。
しかし谷本の6年生の1on1 OF・DF自体は同等に通用していると思えました。相手のカバーDFのスピードに対応できずなかなか点につながりませんでしたが、1線のDFを抜くシーンはたくさん見ることができました。
チームとしての完成度の差はあったものの、これまで磨いてきた個人スキルは決して負けていません。練習で培ったものにもっと自信をもってほしいと思いました。
2戦目の相手は先週対戦したばかりで、お互い手の内が知れています。
谷本はこの一週間、この相手に勝つ方法をシミュレーションし、しっかりと練習してきました。
その練習の成果として、できたこと/あと一歩できなかったことを振り返りたいと思います。
相手チームのサイズのある選手に対してキャプテンにDFを任せましたが、対個人としては練習通りのDFができていました。
その選手は相当フラストレーションが溜まり、危険なオフェンスプレーが何度かあったため、審判からの指導も入りました。
こちらのやりたいことができ、相手のやりたいようにさせなかった証拠だと思います。
しかしかなりの体格差があり、ひとりではなかなか守れない相手ですので、チームDFとしてダブルチームでのプレッシャーをもっとかけたかったです。
ここの詰めが甘かったため、結果として得点を抑えることができず、敗戦の一因となりました。
またビッグマンへのDFを一番に考えていたため、周りの選手へのプレッシャーDFが甘かったことも課題でした。
まずは個々の相手にプレッシャーをかける、ビッグマンへボールが入った時に全員で守るという順序を、もっと強く伝えるべきだったと思っています。
試合で実際に闘うのは子どもたちですので「コーチが勝たせてやる」というのはおこがましいのですが、この点は自分の責任で本当に悔やまれる反省点です。
OFについても同様で、目の前のDFは抜けているが、その後ろに控えるビッグマンを意識しての攻撃となってしまい、点に繋がらないシーンが多かった印象です。
身体をぶつけてのOFも練習しましたが、試合を通してみるとこれができていない時間帯が確かにありました。
とはいえ練習したことを試合で発揮しようとすること、弱気にならず集中して闘うこと、苦しみながらもこの2つに挑戦し続けた子どもたちに、心から賞賛を送りたいと思います。
1on1では全然勝てているのに得点を伸ばす攻めができなかったので、コーチとしても昨晩は何度も試合を振り返り本当に悔しい思いをしました。
振り返ってみての総括ですが、一番大きな敗因はDFやOFの一つのことではなく、
・DFでしっかりプレッシャーをかけられている
・相手のターンオーバーを誘う
・良いリズムでOFに入る
・得点につながる
という一連の流れを作れなかったこと、逆に相手にそういったシーンが多かったことだと思いました。
もう一度初心にかえって、DFプレッシャーから試合の流れをつくる、という谷本のバスケを思い出してほしいです。
昨日は本当に悔しい一日でしたが、男子の県体は予選敗退という結果で終わりました。
女子チームが予選を突破してくれましたので、男子の分まで頑張って1つでも上がってくれるよう応援しましょう。
昨日の試合には敗戦しましたが、個人のスキルでは負けていないことがわかったのではないでしょうか。ここはもっと自信をもっていいと思います。
そうすれば強気なプレーができると思いますし、強気なDFプレッシャー・思い切りのよいOFができている時は谷本はとても強いチームです。
今年度の6年生中心の試合はまだまだ続きます。次の試合はそんな強い気持ちを全員が見せられるように頑張ってください。
苦しい試合によく頑張って挑戦しました。本当にお疲れさまでした。
試合結果は残念でしたが、決して手を抜いたわけでも、あきらめたことでもないことは、コーチたちは分かっています。
得点にはならなかったけれど、強気なドライブもあれば、タイミングのよいシュートもたくさんありました。
ベンチもいつも以上に応援していましたね。
「くやしい」と思ったときこそ、強くなれるチャンスです。まだまだ試合はありますので、レベルアップした谷本になりましょう!