’25/04/26-27 春季大会

新チームになり、早速の公式戦が始まりました。自分たちが何をどこまでできるのか、課題は何か、武器は何か、チャレンジできるか、精一杯出してほしいと思います。

まずは4/26(土)に女子の試合がありました。

前半は22-8と大きくリードしました。シュートが決まったり、リバウンドが取れることが多かった、カバーDFで止めれたことがあった点が要因と思います。
しかし、後半に入り、相手の#4を中心(というか#4のみ)を止めることができず、14点という大きなリードをひっくり返されて敗北を喫しました。

確かに相手の#4は速くてうまかったですね。でも、止めることができたときもあります。1Qでは得点できていません。この違いは何でしょう?谷本としても前半22点取れたのに、後半3点に抑え込まれたのは何でしょう?
相手チームは、前半は下級生が多くスクリーン待ちだったり比較的スペースが狭いことがありました。
しかし、後半はコートを広く使い、1on1しやすい状況と作っており、そこに#4の特徴をうまく活用していたように思えます。決して、すごい連携技を使っていたとか、ミドル/ロングがたくさん入ったというわけではありませんよね。

一方で谷本は、前半はともかく特に後半はカバーDFの反応の遅さが目立ちました。ただでさえスピードのある#4に対して、遅れてカバーに行っても止められませんよね。『ボールに対する集中』、『次のプレーの予測』、『キープレーヤーは誰か』などをの考える力を積んでいきましょう。
またOF面では、イージーシュートが入らない、パスをもらう側の意識不足が挙げられます。谷本の#4はチームの中心ではありますが、#4だけでは勝てません。試合に出る残り9人の力も必要です。パスを繋ぐ、パスランで連携する、自分も主要なプレーヤーの一人と自覚する、などみんなで勝利を掴みにいきましょう。

ちょっとネガティブというか小うるさい記載が続いてしましたが、良かった点もあります。
#5は先日の練習試合で指摘を受けていた『ボールを持っているときに上に上げっぱなしにしない』が改善されている場面が見受けられました。
#9、10のポストアップからシュートを狙うプレーも良くなっていた、リバウンドを取れていた(飛び込めていた)、リバウンド後のボールさばき(ピボットやパスアウト)の判断も向上したと思います。#4、#7が積極的にポストにパスを入れていたのも良かったです。

今後の課題として、OF/DFともにスキルのベースアップ、自分の役割の把握、試合のシーンや緊張感を想像した練習の取り組み、ターンオーバー(トラベリングやパス・キャッチミス)を減らす、などが挙げられます。欲張ったらキリがないけど、シュート一本/パス一本にしても少しでも試合の緊張感を思い出しながらプレーすれば、上達速度は全く変わると思います。また、チームプレーなのでできるだけ練習参加して動きを身につけましょう。

翌日4/27(日)に男子の試合がありました。

新チームなり、初めての巨人対戦でしたね。おそらく160cmオーバーのはずなので20cmくらいの身長差があったでしょうし、リーチを考えると打点は遥か上、歩幅を考えると同じ歩数でも1.5倍くらい速い体感だったでしょう。
とは言え、毎年のことですが、よそはよそ、うちはうちであり、小さいなら小さいなりの闘い方がありますし、今は練習の成果を出してくれることを期待しています。

バックコートからの縦パスの意識、もらう側の意識はかなり身についてきたように見えます。もちろん、全員が全員ではないですが、視線が前や周りになってきている選手が増えたのは確かです。
良い速攻も何度かありました。素晴らしいアシストもありました。先日の練習試合よりも確実に『速くて面白いバスケ』ができるようになってきていますね。

結果的には相手の高身長選手の高さを活かした得点が大半を占め、大きな点差がついて敗退しました。また、ブロックされることや圧に負けて、レイアップに行きべき場面でミドル/ロング/フローターになることが何度かありました。ブロックされてでも強気にドライブすることも重要です。それでファウルを得ることもあります。ユーロステップで切り込むこともできたはずです。そうして中に集まったらミドル/ロングを打ちやすくなりますよね。

この試合では、#4の高身長選手に対するDFが素晴らしかったです。前半の消極的なプレーをコーチから指導を受けましたが、後半からは体を張って高身長選手に簡単にポジションを取られないようにブロックしたり、プレッシャーをかけ続けタフショットさせたり、スクリーンアウトで押し出そうとしたりを奮闘しました。
高さを活かした如何ともしがたい失点はありましたが、キャプテンとして、六年生として、チームのために泥臭く大変な役割を愚直にやってくれました。そのようなプレー見た後輩は、何かしら感じてほしいと思います。(スゲーだけでもOK)

もちろん高身長選手だけではなく、ボール運びやドライブしてくる選手に対するDFとして、#7も評価したいと思います。足を使ってしつこくDFし続けることで楽なプレーはさせず、ミスを誘ったりしていました。#7のDFにより高身長選手にパスを出しにくい(余裕を持てない)状況を作れているときもあったと思います。パスの出どころを潰すことも非常に大切な仕事であり、間接的に高身長選手対策になっています。

#4も#7もスコアシートには表れない頑張りです。ですが、その頑張りがないともっとボロ負けだったでしょう。チームの士気も落ち、心が折れてしまっていたかもしれません。
もちろん#4、#7以外の選手も頑張りました。一人ひとりが得点だけではないスコアシートに表れない頑張りを最初から最後までできるチームになってくれることを期待します。

春季大会は残念ながら男女ともに初戦敗退でした。
悔しさ、迷い、焦りなどのネガティブな感情も、達成感、自信、向上心の刺激などのポジティブな感情もあったと思います。
今はチーム作りの途中なので、上手くいかないことや困っていると感じる部分もあるかもしれません。しかし、確実に変わってきていると思います。
「負けちゃったね、悔しいね」だけで終わらせないで、試合ごとにしっかりと振り返って、自信を持つべき部分、課題となっている部分、仲間やコーチに相談したい部分など見つけてください。
これからリーグ戦やカップ戦もありますが、基礎スキルを向上させる練習がメインとなります。これまた地味で面白くないと思います。が、ここでしっかりとBase-UPができるかどうかで秋のプレーが変わってきます。「おしゃべり」、「ふざけ」、「面白さ」といった欲望に負けた子は試合の出場時間が減ることは間違いないことを肝に命じておいてください。

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