四年生以下のカップ戦であるヤングカップに参加しました。四年生にとっては自分たちが主役となって闘う数少ない対外試合であり、公式戦並の価値がある大会です。(その分、緊張も半端ない)
五年生以上のフォローがない中どこまでできるか、そしてどれだけ楽しめるか見せてください。

会場校入りした選手たちには3つの頑張りポイントを伝えました。
- OFでは、周りを見てからプレーしよう
バスケットではボールを持ってからできることは、基本的に『シュート』、『ドリブル』、『パス』だけです。周りを確認した上で、その3つの中からどれかを選ぶ、とシンプルに考えましょう。 - DFでは、マークマンを責任持って守りましょう
自分のマークマンを見失うことなく、相手がプレーしにくいようにちゃんと守りましょう。ただ、これは抜かれるな、シュートを打たれるな、ということではありません。一生懸命守って、それでも抜かれたらみんなでカバーして協力し合いましょう。 - 諦めない!!
OF/DFに関わらず、試合を通して決して諦めない。これは点数だけのことではなく、シュートやパスを失敗してもチャレンジをやめない、相手に抜かれてもついていく、リバウンドもルーズボールも最後までボールを追いかける、などです。常に強い気持ち(信念)を持って挑みましょう。
一試合目🏀

一試合目からエンジン全開でした。
DFはしっかりと自分のマークマンを守りつつもボールマンを意識し、仲間が抜かれたらカバーしていました。頑張ってプレッシャーを与え、ボールを奪ったら全員が走り出し、ボールマンは前にパスを出す(出せなくても意識している)ことをしていました。


また、奪えると思ったときは積極的に手を伸ばしたり、ルーズボールでは決して渡さない力強さがありました。



スローイン時の役割分担やもらい方も予め決めましたが、それぞれが役割をこなして円滑にボールも人も動いていたと思います。『ボールを出す人』、『ボールを受けて運ぶ人』、『その2人が困っているときに素早く助けに行く人』、『前を走りパスを受けたりシュートを狙う人』が2人、を決めて、もらい方をウォーミングアップ時に説明&簡単な練習をしましたが、付け焼き刃なのにうまくできていて驚きました。
OFでは、焦らず慌てずに、自分が練習してきたことを発揮しようとする姿勢が見えました。更にそこから得点もありました。スピードのある強気のドリブル、緩急を織り交ぜたドライブ、リバウンドからのゴール下、ミドル/ロングシュートなど色々見せてくれました。
全員バスケで見事に一勝目をゲットしました。









~インターバル(お昼ごはん🍙)~

~インターバル(TO)~

二試合目🏀
お昼ご飯やTOも終えて二試合目です。両チームとも二試合目であり疲れも残っていることでしょう。疲れ、暑さ、時間が空いたことの影響がどう出るか、ここが正念場であり、貴重な経験値を得ることができる場面です。

一試合目同様、それぞれが3つの頑張りポイントを必死に体現し、自分の役割をこなしながら強気で攻めていました。相手の#4、#6が特に上手く速い選手でしたね。それでも前半は何とか4点差のビハインドで食らいついて後半へ繋ぎました。









しかし、後半は当然ながら#4も#6も同時に出場してきました。3Qで彼らに多くの得点を許してしまい、差をつけられてしまいました。4Qで再度粘って逆転を目指すも及ばすゲームセットで敗退しました。
後半で選手が諦めたり、やるべきことをやらなかったというわけではありません。ただ、体力がもたなかったと言わざるを得ないでしょう。体力が低下すると足が動きにくくなることはもちろん、判断力・集中力も落ちてしまうため、OFが単調になってしまったり、パスミスやドリブルミスといったターンオーバーが増えたり、DFでボールマンやマークマンを見失ってしまうことが出てきます。思った通り・期待通りに進まずに時間が過ぎていくと気持ちに焦りが生まれ、視野が狭まったり精度が落ちてしまいます。
でも、特にDFは頑張れたこともありますね。#4と#6が要注意なのは分かっていたので、彼らがボールを持ったらマークマンは頑張って止める、頑張ったけど抜かれてしまったら仲間全員でカバーして助けようという点を何度か行い、苦しめた場面も何度かありました。

試合が終わり、悔しい表情や涙をこらえる姿もありましたが、挨拶・片付けまでが試合です。しっかりと大きな声で感謝の挨拶ができたことは偉いです!

ヤングカップ(春)を終えて
一勝一敗で優勝は逃したものの、一人ひとりが成長し上手くなったことを見せてくれた非常に良い内容の試合だったと思います。とても暑い日でしたが、二試合とも気温に負けない熱い試合でした。
四年生以下がメインとなる試合はなかなかなく、練習試合などのB戦も四年生中心の構成とは限りらないし、部内の紅白戦では実感できないこともあるでしょう。
スキル面だけでなくメンタル面も成長したと感じました。仲間を応援し、助け合い、強気で攻め、疲れていても手を抜かず、諦めずに前を見ていました。
去年の北部キッズ交歓会、ケロヨンカップを闘い、A戦で上級生相手に戦ったりと様々な経験をし、練習を積んできた結果は確実に出ています。もちろん、負けたということは相手チームより足りなかった部分があったということですが、逆に言うとそれは君たちの伸び代です。秋のヤングカップまで四ヶ月程度あり、ミニバス生活はまだ二年半以上あります。もっともっと上手くなれるので、自分で目標を持って練習に取り組み、秋のヤングカップでリベンジしましょう!

引率、応援してくださった保護者の皆様、暑い中サポートありがとうございました。低学年のちびっこだと思っていた子どもがバスケットボールプレーヤーとして成長したことを少しでも感じていただければ嬉しいです。まだまだミニバス生活で成長してくれると信じていますので、引き続きサポートお願いいたします。

番外編
東コーチが個人的に『ステキな写真』と思ったもの四選。




成長のスパイスは「悔しさ」です。
きっと強くなりますよ。がんばろう!