’25/07/27 シンデレラカップ🤴(男子)

女子に続いて、男子チームです。
結果を先にお伝えすると、今回は2戦2敗・・・残念。

全体を通して良かった点もありましたし、逆に改善すべき点もありました。
それでは2試合振り返っていきます。

【1試合目】
1Q~2Qはシュートがなかなか決まらず点数的には追いかける展開となりましたが、内容としてはそれほど悪くなかったと思います。

まず、良かった点として、セットオフェンスのシーンでは早いパス回しでボールを逆サイドへ展開してスキを見てカットイン、というプレーが序盤は何度か出ていました。

また、いつも通り前方に縦パスを飛ばす意識もありましたし、いい位置でボールをもらったらまずゴールを見ていけそうならカットインからレイアップやワンドリブルジャンプシュート、というプレーもたくさんありました。

一方ディフェンスでも、(前日に練習したばかりの)エンドのスローインから相手をサイドラインに追い込みダブルチームでつぶす、というプレーを数回トライしていましたね。
それがはまってボールを奪ったプレーもありました。練習でやったことを試合でやってみる、ということが良くできていました。
これは本当に素晴らしい。

練習通り!


さてその後の3Qではいい意味で調子に乗ってきて、速攻やドライブ、連続スティールなどが決まり逆転に成功!
でも良い流れのわりに点差は広がらず5点差で最終盤へ。

カットインが決まってきた

4Qはスキルの高い選手が出てきて3Pやフローターでの連続得点や、その選手を起点とした速攻等で得点を重ねます。
いきなり相手の攻め方がガラッと変わり谷本はそれで焦りが出たのか、急にドリブルゲームになってしまい、また、パスミスからのターンオーバが増え、最後は再逆転を許し敗戦となりました。

敗因としては4Qから急に出てきた相手チームのスコアラーを止められなかったから、最後の追い上げに焦ってしまったから、とも言えるかもしれません。
しかしコーチとしてはそこではなく、序盤のシュート精度の低さがじわじわとと効いてきてしまったかな、と思いました。
ゴール下のイージーシュートやレイアップが全部と言わずとももう少し入っていれば、最後は逃げ切れたと思います。

他にも課題はありますが最後にまとめます。

【2試合目】
こちらは同じ北部地区で強豪といえるチームとの対戦となりました。
でかい・はやい・うまいチームです。

でかい・・・

ゲーム展開は序盤から大量リードを奪われ、そのまま点差を詰めることができずトリプルスコアで敗戦、という結果でした。
確かに強いチームではありましたが、さてどこに差があるのでしょう?

相手チームの良かったところ。3つ挙げます。
①まずディフェンスはボールマンに対するダブルチームや、2線3線の選手も常にパスカットを狙っていました。
そこに谷本の高めに浮いた弱いパスや1on1で来るところを狙ってボールを奪い、速攻からの得点。
相手はゲームの最初から最後まで常に速攻狙ってましたし、前に走った選手は大きな声でボールを呼んでいたのが印象的でした。前線へのパスも力任せにぶん投げるのではなく、正確で鋭いパスが出ていました。

②オフェンスではドリブルカットインしてもヘルプが来たら無理せずサイドで待つ選手にさばいて、そこからノーマークシュート。
そのシュートが外れてもしっかりオフェンスリバウンドに絡んで攻撃を継続。

③大きい選手の飛び込みからの得点。
決してドリブルで突っ込んでくるのではなく、外から飛び込んできた大きい選手にパスを通すことで楽に点を獲ってきました。

ほぼこの3パターンでやられていたと思います。

確かに大きな選手はいましたが、それを除いたとしてもチームとしてやっていることは上の①②で書いた通りでバスケにおいてはごくごく基本的なことで谷本でもできることだったと思います。

一方谷本は、強いディフェンスプレッシャーに対する焦りもあったし、2試合目の疲れもあったのかもしれませんが、終始ドリブル1on1で密集地帯に突っ込んでカバーディフェンスにつぶされていたし、パスも弱く簡単にカットされていました。

またディフェンスについても気迫のようなものがあまり感じられなかったように思います。大きな選手に対するスクリーンアウトもありませんでした(最後ちょっとできてたけど)

スクリーンアウト!(もっと押し出していい)

ということで久々の勝利なしで帰路についたわけですが、ただ「負けた~」で終わるのではなく各選手が自分のプレーやチームとしてのプレーを振り返って、次につなげるのが大事です。逆に修正点がたくさん見つかって良かった、と考えましょう。

一部繰り返しになりますが、まとめとして今後修正すべき点をいくつか。

1.ドリブルゲーム
上でも書いた通りですが、調子が悪くなるほどドリブルが多くなってきて、なぜか密集地帯に突っ込んでボールを取られるシーンが目立ちました。
良い攻撃ができているときはディフェンスをよく見て、2~3ドリブルだけでシュートやフィニッシュへのパスにつなげられています。
練習でもいつもコーチから言われていると思いますが、ボールを持ったらまずはドリブルといのは減らしていきましょう。
当然ながら前が空いてればカットインでゴールを狙っていいのですが、大事なのは5人で攻める、です。1on1を5人それぞれがやる、ではありません。

2.弱いパス
これもいつも言われていることだと思いますが、味方に呼ばれたから何も見ずにパスを出したり、上からのふわっとしたパス、受け手任せの無責任な放り投げパスはだいたい取られてしまいます。
しっかり相手ディフェンスの動きも見て、冷静に強いパスで責任もって相手にボールを届けましょう。また、できるだけバウンドパスを使うことも心がけましょう。

3.イージーシュートの精度
全てのシュートを100%の確率で入れることは難しいですが、もう少し確率は上げたいところ。(特にゴール下とレイアップ)
そのためには練習での1本1本のシュートから大事にしましょう。自主練や練習合間のシューティングでも試合中のつもりで。

4.ディフェンス(気持ちが大事)
特に2試合目の相手のディフェンスの構えをビデオで見返してみてください。「ゴールには近づけさせないぞ」という気迫が感じられましたし、チーム全員でディフェンスしているというのが伝わってきました。コーチも、あれを攻めるのは嫌だな、と見てて思いました。
バスケというスポーツは、オフェンスとディフェンスの切れ目があいまいで、強いチームほど、「守りながら攻める」ということができています。また、調子が悪いときこそディフェンスを頑張ることで、オフェンスのリズムが良くなるのも”バスケあるある”です。
相手との実力差があるときほど、チーム全員でしつこいディフェンス、相手をゴールに近づけないスクリーンアウト、がむしゃらなルーズボール、をやり続けることで「あれ?いつもと違う」と思わせることが必要。
格上チームに勝利するようないわゆる大番狂わせはそういうときに起こるものだと思います。

5.ベンチの応援・雰囲気づくり
何人かは大きな声を出して応援してましたが、全体としては少なかったように感じます。
負けている時こそ、相手に失礼のない範囲でおおいに盛り上がって、チーム全員で流れをもってきましょう!
また、応援を通してベンチでも常にゲームに参加しつづけることで、コートに出たときに気持ちの切り替えがスムーズにできる、という効果もあります。
(ちなみに私の高校時代のバスケ部では応援席で盛り上がりすぎて審判に注意されてました・・・それはやめましょう😓)

楽しそう(笑)

最後に、引率・応援の皆様お疲れさまでした&ありがとうございました!
かなり朝早くから、かつ遠方で行われるカップ戦としては非常にたくさんの保護者・きょうだいの応援がありましたね。

谷本ミニバスはもっと強くなれます!次は勝ちましょう!

6年生

5年生

4年生

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