‘24/05/12 ゴールデンカップ参加(男子)

素晴らしいDFが復活した先週のリーグ戦から1週間、ゴールデンカップに参加しました。男女別会場でしたので、男子には笹嶋コーチと中筋が帯同しました。結果としては2戦とも快勝し見事優勝することができました。本日の2試合はいろいろと感じることが多い試合でしたので、今日のブログは「コーチ目線での1日」としてお届けします。ぜひベンチで子供たちを指揮しているようなお気持ちでご覧いただければと思います。

【往路車中】

コーチ2名で最近の試合の状況や、直近の監督の指導などを共有。今日のカップ戦での目標を決めました。今日の目標は「先週リーグ戦での素晴らしいDFを今日も続ける」こと、その上で昨日監督から指導してもらった「落ち着いて、周りをみて勝負、空いていればパス」という正しい判断ができること、この2つに決めました。

【1試合目開始前】

最近の試合では自主性育成のため、子どもたちには1日のスケジュールのみ伝えてアップのタイミングや内容などはキャプテンを中心に任せています。とはいえちゃんとできているか不安にもなります。ちらちらと様子を見に行ったりとうろうろ。笹嶋コーチは審判、中筋はTOの補助にも入ります。

【1試合目総括】

まずはDFでプレッシャーをかけることです。そのため試合前の指示としては「足を動かししっかり走る、声を出す、ルーズボール/リバウンドで勝つ」のみです。先週の試合同様、チームとして1Qも2QもプレッシャーDFができていました。この試合はベンチの応援も良かったです。つまり雰囲気で勝つことができた「流れをもってこれた試合」だったと思います。

【2試合目に向けて】

1試合目の相手(①)と2試合目の相手(②)が対戦していましたのでスカウンティングします。②は下級生が多そうに見えますが、素晴らしいチームでした。スキルは①の方が間違いなく上なのにも関わらず、全力で走る・ルーズボールを奪う・リバウンドに飛び込む、と自分たちができることを全力でするチームでした。格上なはずの①を相手に45-31と勝利し、40-24で①に勝利した谷本と点数の上では同等の結果となりました。

実力では谷本の方が間違いなくレベルは上と感じましたが、そのはずなのに勝てなかった2週間前の公式戦を思い出しました。「この試合は2週前のくやしい敗戦のリベンジ。相手は技術よりも全力で走って全力で声を出していた。今日は走りで声で絶対勝つ。その上で1Qで10点差、2Qで20点差をつけて、前半で試合を決めてきなさい」と発破をかけました。

【2試合目総括】

この試合のレフリーは上級ライセンスの方でしたので、おそらくファウルがかさむと予想はしてました。案の定、キャプテンと副キャプテンが5ファウルで退場となりましたし、キャプテンはアンスポーツマンライクファウルという厳しいジャッジも受けました。悔し涙を流していましたが、笹嶋コーチも中筋も全く責める点はありませんでした。むしろ退場するほど全力でDFに取り組んでくれたことは賞賛に値します。全力で取り組んだからこそ、「どのDFが良くてどのDFが悪かったのか」を振り返ることができ、また次のステップを踏むことができると思います。2人を中心にDF⇒OFと集中してくれたので、試合前に指示した1Qで10点差、2Qで20点差を見事クリアし、さらにベンチ全員を出場させることができました。

【全体総括】

2週続けて良いパフォーマンスを見せてくれました。雑念を感じさせず、集中力が持続した1日だったと思います。コーチとしての気づきもありました。20点以上差がついているのに、連続得点を許したりミスがあったりと、些細なことで「焦ったプレー」がでてきます。コーチ陣が思う以上に小学生にとってメンタルコントロールとは難しいのかもしれません。

しかし「思うように点が入らない」「逆転されそう」「ミスが続いてしまった」など、何があっても焦る必要はありません。なぜなら試合に勝つためにコーチ陣が一生懸命考えているからです。この試合退場者が出ましたが、コーチとしては今日は退場しても良いと思っていました。それよりも全力のDFを続けてくれることを優先し、結果退場したとしてもそれを経験にしてほしいと思っていました。もし2人が退場して負けてしまうような試合であればもちろん別の対策を打っていましたし、誰を出してどのように勝つかを考えるのがコーチの役割です。

焦りや不安はコーチに預けて、試合に出ている選手たちは、出場している一分一秒を全力でプレーすることだけに集中してくれれば良いと思います。そういう意味で今日の試合は、集中を続けて全員が出場して優勝した、という素晴らしい勝ち方ができたと思います。

2週連続の結果から、DFは谷本の武器だ、と自信も戻ってきたのではないでしょうか。これからもっと強い相手に勝つために、また練習頑張りましょう。

優勝おめでとう!!

2件のコメント

  1. 【復路車中】
    DFの頑張りを振り返る話題が多い中、主力2人が欠けたチーム編成でも、残った上級生が「俺がやらなきゃ!」という意志を感じられたことは大変嬉しかったです。
    また、得点する花形プレーではなく、地道ながらも自分ができることを最大限に取り組み、チームを支えた選手もいました。(リバウンド、速攻の走り、空いている仲間へパスなど)
    シュート2点の半分は自分の成果、もう半分はパスをくれた仲間やDFを粘った仲間のがんばり。だからバスケは2点(3点)なのですね。

  2. 復路車中、笹嶋コーチのおっしゃる通り様々な角度で頑張った選手がいましたので…MVP、2人ですごい迷いました笑
    今週はまた試合ですが、次のタイミングで発表します。乞うご期待!

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