’24/04/29 春季大会 清澄杯(男子1回戦)

男子春季大会は1回戦敗退という厳しい現実でした。

あえて厳しいことを書きます。
バスケットボールは競技種目であり、両チームがどんなに力を尽くしても、約一時間後には勝敗が決まります。例外を除いて、勝ち負けは必ずつくものです。そのような世界の中で、選手や保護者のみなさんに知ってほしいことは、勝敗が決まるスポーツでは勝ち方があるように、負けても“負け方”があるということです。

今回の男子の試合で反省や課題が生まれたかと問われれば、「課題や反省すら生まれない試合」と答えるでしょう。もちろん、手を抜いた選手はいません。誰もが一生懸命にプレーをしたのでしょう。しかし、それは相手も同じです。よい勝ち方、次につながる負け方には、きっと一生懸命だけではない“何か”が必要なのではないのでしょうか。今回の試合ではその“何か”をつかんだ相手チームが勝利したのだと考えています。

試合前から「今日は絶対に勝つ」「こんなプレーをしよう」という気持ちは伝わりませんでした。自分たちが何をしていいかわからず立ちつくしているその横で、相手チームはアップを続けていました。試合の展開も、「シュートを決めよう」「ルーズボールを取ろう」という気持ちは断然に相手が強かったと思います。つまり、試合前から勝敗が決まっていました。

個人として褒めてあげたい選手はいますが、谷本チームとしては前回以上に気持ちの伝わらない試合となり非常に残念です。(前回の試合ブログでも気持ちの課題について書きました。)したがって今回はチームとして「がんばったね」というセリフは言いません。

気持ちは人にあげてもらうことではなく、自分(たち)で上げるものです。気持ちが上がっている集団が結果的に気持ちよく、そして強いチームになるのでしょう。
悔しいときは、とことん悔しがる。落ち込むときは、とことん落ち込んでください。そのあとには、自分(たち)で気持ちを上げよう。とことん必死にやろう。仲間を励まそう。そして強く気持ちのよいチームになろう。

これからも公式戦やカップ戦は続きます。コーチたちも全力でサポートするので、君たち自身が気持ちを切り替えてバスケットボールに臨むことを期待しています。


この試合の数日後の5/2(木)の練習前に、この試合や試合前の行動や気持ちについてどうだったか、どうすべきだったか、男女それぞれでコーチも含めてディスカッションしましたね。
試合前のウォーミングアップであったり、DFの積極性であったり、強気なOFであったり、ボールに対する執着心、などあったと思います。
あなた達は『チャレンジャー』です、『チャンピオン』ではありません。『チャレンジャー』は”チャレンジする人たち”です。失敗を恐れて二の足を踏んだり、及び腰になるのはチャレンジャーではありません。できることは限られています。練習時からやったことをチャレンジし、試合でも全て出し切りましょう。

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